きっと、うまくいく
今日は大好きな映画をご紹介。
『きっと、うまくいく』
インド映画である。
「インド映画である。」と言って紹介したときの友人の第一声は決まって
「え?踊るやつでしょ?」
うん。そう言うよね。だって俺もそう言ったもん。
でも違うから!
笑って泣ける万人受けする超王道傑作エンターテイメントだから!!
作品解説
インド屈指の難関工科大学ICEとその学生寮を舞台に、ランチョー、ラージョー、ファルハーンの問題児三人組の青春の日々を、笑いあり涙ありに面白おかしく描いた傑作エンターテイメント映画。笑えるだけじゃなくインドの厳しい受験競争とそれによる若者の自殺率の高さも問題提起している社会派映画でもある。
笑って泣けて、共感できる!
インド映画なんて言うと上映時間の半分は踊ってるんじゃないかっていう先入観もあるし、そうじゃなくても日本人の感覚には合わないんじゃないかっていう不安を覚えるだろうけど、この映画はとにかく誰が見ても面白いし、親しみやすく分かりやすくて、何も考えずに頭空っぽにして見ても心から楽しめるし、思いっ切り笑えるし、かつ最後には感動して泣ける、万人受けする最高のエンターテイメント作品に仕上がっている!
インドといえどもその学生生活は俺らと何も変わりなく、学生のバカさ加減や悪ノリや、学問の厳しさや、そして青春時代の迷いや楽しさは、どこの国のどの時代でも変わらないんだなぁって思わせてくれる。
この映画で取り上げられている競争至上主義による若者の自殺率の増加問題なんかも、まさに日本も「ゆとり教育」になる前、80年代90年代に深刻化して取り沙汰されてた問題だもんね。
男子校出身だったり、学生寮に住んでたり、大学でサークルに現を抜かして堕落した大学生活を送った経験があったり、そういう人は見たら絶対色々と共感できる。ちなみに俺は全部に当てはまるので見てて共感しまくりでした。
この映画のいいところ
この映画のいいところはとにかく笑えること!もうねー、ランチョーたち3人組の悪ノリや悪戯が終始面白くて仕方ないんだよね。こいつらホントバカだなーwっていう。邦画や洋画でも軽~く見れるコメディ映画好きな人は絶対オススメだよ。見てて楽しいし、元気出るし、なんか心の底から笑って色んなもの吐き出せる感じがしてスカッとする。
最後にはあっと驚く大オチが待ってるのもいいよね。最後めちゃくちゃ爽やかに、ストーンと落として終わるこの映画のオチは最高。おかげで見終わった後の余韻がとてもいい。だから、何度でも見たくなっちゃうんだよね。
3時間近くもある長い映画のはずなのに、あまりにも面白くて気付いたら一瞬で終わっている。だいたい人に勧めると「えー?インド映画ー?しかも3時間もあるのー?」って眉をひそめるけど、終わった後100%「え?3時間もあった!?」って聞いてくるからね。
原題は『3 Idiots』。意味はまんま "三バカ" 。日本語に直したら、さしずめ、「ズッコケ三人組」ってところか。邦題の『きっと、うまくいく』は、ランチョーの口癖、「アーリーズウェール(うまーくいーく)」からきている。
踊る場面が全くないかって言われると、2シーンだけ存在するけど、それでもディズニー映画の方がずっと踊っている。しかも前半の方はインド映画っぽい踊りじゃなくて映画によくマッチした楽しげなミュージカルシーンだし、何より直後にこの映画の意味を理解する衝撃的なシーンが待っているので、あまり気にならない。
正直、後半の方のダンスシーンはちょっとイマイチだけどねw。
まとめ
とにかく、全ての人に自信を持ってオススメできる極上エンターテイメント。
「えー?インド映画ー?しかも3時間もあるのー?」って嫌な顔する人にも、いやむしろそこで嫌な顔する人にこそ見てほしい。だってその方が、見た後の掌返しを楽しめるからね。笑
今のところ見せた人からは100%満面の笑みで「いやー面白かった!」との回答を頂いております。
貴方も是非、一度見てみてはいかがでしょうか?