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【読んだことない人へ捧ぐ】よつばと! が面白い3つの理由

よつばと!

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今日の漫画は、…尊いよ!

 

 

その平和なほっこりとした世界観に、めっちゃ癒される。

 

 

緻密な背景やしぐさの描き込みの完成度に、感嘆のため息が出る。

 

 

明るく愉快なキャラクターたちの軽快なやりとりに、笑わせられる。

 

 

本当に好きな漫画。

 

 

本当に素晴らしい漫画。

 

 

読んでない全ての人に、思わずオススメしたくなる漫画だよ!

 

 

 

 

 

あらすじ

普通の住宅街に住む綾瀬家の隣の一軒家に、とーちゃんと一緒に引っ越してきた、5歳の女の子、よつば。いつでも元気、なんでも全力、自由奔放、好奇心マックスのよつば。何気ない日常から、海、牧場、キャンプまで、とーちゃんや綾瀬3姉妹、とーちゃんの友人たち、3姉妹の友人たち、ばーちゃんや街の人々を巻き込んだ、よつばの大冒険が、いま、はじまる!!

 

 

作品解説

とにかくもう、ひたすらにめちゃめちゃ元気な5歳の女の子の日常を淡々とつづった日常漫画。

説明するとそれ以上でもそれ以下でもないんだけど、これがめちゃくちゃ面白い!!

 

どのくらい日常を淡々とつづった漫画かというと、

第1話が、作中で夏休みが始まる 7月19日 で、

第2話が 7月20日 の午前、第3話は 7月20日 の午後、第4話は 7月21日 …と、

ほんっとぉぉおーーに1日1日丁寧に描いていく!

 

連載開始から15年経過、14巻が発売されているが、

14巻ラストでの作中の日付は11月23日だ。

つまり、15年でまだ作中で4ヵ月しか経過していないってこと!

 

海へ行ったりキャンプへ行ったり、ビッグイベントももちろんあるんだけど、

一方で本当になんでもない日常を描いている話が大半を占める。

にもかかわらず日本のみならず海外でも絶賛の嵐を受け、

全世界累計部数1670万部を記録している、この漫画の人気の秘密はどこにあるのか!?

 

今日も、3つの観点から、その魅力を伝えていこうと思う。

 

 

① とにかくほっこりと癒される、優しい平和な世界観

よつばと!』と言ったら、まずはその魅力は、

とにかく癒されるほっこりとした、その優しくて平和な世界観だろう。

 

登場するキャラクターが誰もかれも、のきなみ優しい!

無邪気で天真爛漫な子供と、

それを優しく暖かく見守る大人たち。

 

これほどの癒しの空間を作り出せる漫画はおそらく他に存在しない。

「癒し」という一点において、全ての漫画をぶっちぎってズバ抜けて頂点に立つ存在だ。

仕事に疲れたとき、社会に荒んだとき、ぜひ読んでほしい漫画だ。

 

とーちゃんをはじめ、周りの大人たちが、それぞれのやり方で、

よつばの好奇心をじょう~~~~~ずに伸ばしてあげているのも素晴らしい!

 

ときには厳しく、大切なことを教えることもあるけれども、

彼らは決してよつばの好奇心を縛りつけるようなことはしない。

それどころか、ときには(いや、いつも?)よつばよりも子供な行動を見せつけることによって、

よつばの夢や個性や自由奔放さをどんどん成長させていく。

 

とにかくこれから子育てをしていく、今子育てをしている、昔子育てをしたことがある、

その全ての人に読んでほしい漫画だよ。

「あぁ~、この育て方いいなぁ~」と思うこともあれば、

「そうそう、5歳児ってこんなだった」と共感することもあると思う。

 

14巻の間、作中ではわずか4ヶ月の間に、着実に成長していくよつばの姿も見所。

「子供の成長って早いんだなぁ」っていうのを、漫画の中で疑似体験できる。

 

じゆうなこども、やさしいおとな、へいわなせかい。

それこそが、一番に伝えたい『よつばと!』の魅力だ!

 

 

 

② 緻密な描き込みや、丁寧な仕草の描き方による、完成度の高さ

"『よつばと!』とは、あずまきよひこと、彼の所属するよつばスタジオの高度技術が遺憾なく発揮された、近代芸術作品である。"

 

これは『よつばと!』について記述されたアンサイクロペディアの紹介記事*1なんだけど、

まさに言い得て妙。

 

この漫画の表現の完成度はもはや芸術作品の域に達してる!

 

まずはとにかく背景や空間や小物の描写が恐ろしく緻密。

並の漫画家が見たら卒倒するんじゃないかってほど、むちゃくちゃ丁寧に描き込まれている。

 

子供ならではの独特の「しぐさ」の表現もすごい!

よつばの一挙手一投足は、小さなコマに描かれた何気ない仕草まで、

全く手を抜くことなく、全て『子供ならでは』の仕草で描かれている。

そのリアリティーと表現力は本当に神の領域。

 

更に作中の「何気ない日常描写」は本当に徹底されていて、

他の漫画みたいに不自然に突然事件が起こって話が展開される、

ということが全く無い。

 

あくまで、現実に存在する、よつば一家や綾瀬家という

普通の人々の普通の毎日を、

見えないビデオカメラで撮影し続けたかのような、

きわめて自然な描写が延々と続いていく。

 

その技法の一つとして、『よつばと!』には登場人物の思考を表す

“モノローグ” がほとんど存在しない。

 

口に出して喋ってはいないけれども心の中で思っていることを示す

(´-`).。oO(   )

この形の↑吹き出しである。

この吹き出しが、ほぼ全くと言っていいほど登場しない。

 

よつばを含めて、登場人物が心の中で何を思ってるか、

読者は一切知ることができない。

 

にもかかわらず、表情や行動や何気ない仕草から、

彼らの今の気持ち、感情、心の中の動きを感じ取ることができる。

 

この表現力も流石としか言いようがない。

漫画をここまでの域に到達させているのは本当に素晴らしい力量だと思う。

 

 

普通の漫画であれば大々的にピックアップされるような出来事を、

見逃してしまうようなさらっとした描写で流してしまうのもこの漫画の大きな特徴だ。

 

綾瀬家の長女あさぎの友人、「とら」が、

よつばからもらった「きたねーボール」を、大切にとっておいているということを示すのが、

何気ない一コマの隅っこに、ほんの一瞬描かれた車の内部の描写のみだったり、

 

とーちゃんの下の名前が「葉介」だと判明するのが、

連載開始から10年以上経った13巻で、

ばーちゃんがごくごく自然に息子の名前を呼ぶ何気ないシーンだったり。

 

この漫画が「漫画である」ということを最大限忘れ去って世界に没入できるよう、

全てのやりとり、全てのシーン、全ての仕草をごくごく自然に描いている。

 

 

こういった細かいディテールによって作られたこの世界観の完成度は本当にすごい!

 

何度読んでも、新しい発見があるはずだ。

 

 

 

③ 愉快なキャラクターがおりなす、めちゃめちゃ笑える会話劇

よつばと!』を読んでると、笑いが止まらない!

 

下手なギャグマンガよりよっぽど面白い。

 

とにかく天真爛漫で自由奔放な「子供」であるよつばと

そのよつばを上回る「子供力」を持つ愉快な大人たち。

彼らの繰り広げる軽妙でテンポの良い漫才みたいな会話劇は、

ときに腹が捩れるくらいに面白い。

 

新刊が発売されるたびに、わずか30分の間に何回いったい笑わされるか!

 

特に最近その会話の面白さに磨きが掛かっている気がする。

10巻、11巻、13巻あたりは本当に何度読んでも何度も声を出して笑ってしまう。

 

何がそんなに面白いかって、

よつばとに登場するキャラクターが持つ「ユーモア」だ。

 

よつばに登場するおとなたちは、

よつばが発する子供ならではのファンタジーな発言を絶対に否定しない。

 

それどころか、よつばの持っている想像の「上」を行く発言を被せてくる。

そのユーモア力がすごい!

 

こんなにユーモアのある大人たちに囲まれたら、

こりゃ楽しい大人に育つだろうなーよつばは。

 

とーちゃんはもちろんのこと、

綾瀬家の長女の「あさぎ」、

とーちゃんの後輩の「やんだ」、

とーちゃんの母親の「ばーちゃん」、

この辺りは、特によつばのあしらい方やからかい方がめちゃめちゃ上手い。

彼らとよつばが絡んでいるシーンはほぼほぼ漏れなく笑える。

 

と、同時に、子供の夢を壊さずに上手くからかうにはこうすればいいのかーと

感心させられる。

 

よつばと!』は、読んでて、楽しい。

それは、登場人物たちの会話劇が、

テンポが良くて、軽妙で、ユーモアに溢れているからだ。

 

何度読んでも楽しいから、何回でも読みたくなる。

 

 

まとめ

よつばと!』は、俺が全漫画の中で最も読み返している漫画だ。

リピート率が一番高い漫画だ。

それは、この漫画が、

① 読んでて癒されるほっこりほのぼのしている空気をもっていて

② 緻密な描き込みと表現は何度読んでも新しい発見があって

③ テンポが良くて軽妙でユーモアのある会話が読んでて心地いいから

だ。

 

 

とにかくおすすめの漫画だ。

 

メジャーな漫画だから、周りに持ってる人もいっぱいいると思う。

 

ぜひ一度、手に取って読んでみてほしい。

 

きっと、その優しい世界観に夢中になるはずだから。

 

 

 

~バティ漫画ランキング(青年時代編)第6位『よつばと!』~

*1:このアンサイクロペディアの記事は、『よつばと!』の魅力をかなり上手に表現している。

「その文画両面における驚異的な日常描写と子供の何気ない仕草にさらに磨きがかけられてゆき、もはや前人未到の域に達しつつある」

「漫画自体は大人の視点を保っているにもかかわらず、セリフや行動によってよつばから見えている世界が間接的に描かれている」

「多くの漫画作品のように、事象が突発して発生したことで、話が展開する構造となっていない」

など、表現が的確かつ視点が鋭い。