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【読んだことない人へ捧ぐ】ONE PIECE が面白い3つの理由

ONE PIECE

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「泣ける漫画」って表現は、実はあまり好きじゃない。

感動するとか泣くっていう行為は、本来意図せずに自然に出てくるもので、

「泣けるー!」って言いたくて「泣ける漫画!」って宣伝されてるものを読むのは、

なんだか浅ましい行動な気がしちゃうのだ。

 

それでも、たまには思いっきり涙を流して、

デトックスしたいときだってある。人間だもの。

 

 

 

 

 

あらすじ

伝説の海賊「ゴールド・ロジャー」がこの世界のどこかに遺したといわれる秘宝を求めて、世界中の人々が海へと繰り出す「大海賊時代」。フーシャ村の少年、ルフィもまた、海賊を夢見る少年の一人。己の命を救ってくれた偉大な海賊「赤髪のシャンクス」の後を追い、彼が旅立つ日がやってきた。まだ見ぬ仲間と、見たこともない島々での大冒険に想いを馳せ、そして、この海の果てにあるという伝説の大秘宝「ONE PIECE」を目指して、ルフィは一人、大海原へと船を漕ぎ出すのであった———。

 

あらすじ書いてて思ったけど、今回これ、あらすじいる?

いや、漫画自体の知名度が高いのもそうなんだけど、

この漫画の場合、第1話の完成度が神掛かって高いんだよね。

 

たった1話で話としてめちゃめちゃ面白く完結しているのに、

それでいて必要なことを全て説明しきってるんだよね。

 

たぶん、全漫画史上、最高の第1話だと思う。

 

読んだことない人、ぜひ、第1話だけでいいから早速読んでみよう!

タイミングよく、ジャンプアプリで無料で読める!

 

 

① とにかく「泣ける」、メインキャラクターの過去回想パート

 今や日本一売れてる漫画となった ONE PIECE

もはや国民的漫画といっても過言ではないこの作品だけど、一体何が面白いの?

 

ONE PIECE が人気がある要素は様々あるけど、

個人的に一番に挙げたい魅力が、

各章のクライマックスで挿入される、メインキャラクターの過去を回想するパートが、

とにかく泣けることだ。

 

ONE PIECE は序盤から中盤にかけては、

一人ずつ新たに登場するメインキャラクターを仲間にするための話が

順番に展開されるんだけど、その章のクライマックスで、

彼(彼女)の過去の生い立ちや重要な出来事が、回想シーンという形式で挿入される。

それも、長くて数話に渡って。

 

 

そして、そのほぼすべてが、けっこう壮絶な悲劇である。

 

だいたいが、めちゃくちゃ悲しい結末を迎える。

大事な人が死ぬか、大事な何かを失うか。

 

でも、この回想シーンがとんでもなく泣ける

 

悲しくて泣いちゃうってのもそうなんだけど、

各回想に登場する(たいてい死んじゃう)主人公たちの恩師たちの、

その行動台詞生き様がものすごくメッセージ性に溢れていて、

彼らの姿にむちゃくちゃ心打たれて感動して泣いてしまうのだ。

 

特にナミ、ロビン、チョッパー、サンジ、ブルックの過去は壮絶。

 

ONE PIECEで一番おもしろいのは、ページの黒い部分*1だってのは、

俺の中で、揺るがない真理。

 

 

② 伏線の張り方、その回収の仕方。ストーリー展開の上手さ

ONE PIECE の素晴らしいところは、前半で何気なく張られた伏線が、

後半にすさまじい威力になって、感動、衝撃、見事な着地点を作り出すところだ。

作者の尾田栄一郎は、本当に話作りが上手い!

 

ゲンさんの風車、ドラムロッキーの山の形、マネマネの実対策、ジャヤの半分の家、

こういったものを思い出すたび、あぁ、ONE PIECE の話運びって本当にすごいなぁと感心する。

 

特に、ONE PIECE を知らない人でもこのシーンだけは知っているというほどの

"あの" 名場面は、

話の中盤で全く別の目的のために作られた「あるもの」が、

計10巻にも及ぶ長い旅路の最後の最後、

意外な場所で、最っ高に効果的な形で使われて、

読者の想像をはるかに上回る感動を生み出すことに成功した、珠玉の場面だ。

 

俺?えぇ、もちろん泣きましたとも。

「うわーーー!!」って驚きの声を出しながらボロ泣きしました。

 

 

③ 「鼻水」と「泣き顔」

SLAM DUNK が今までの漫画がやらなかった「汗」の描写をして成功した漫画なら、

ONE PIECE は今までの漫画がやらなかった「鼻水」の描写をして成功した漫画だ。

 

それまでは、記号的な涙か、一筋の涙を流すのが、漫画キャラクターの泣き方だった。

ところが、ONE PIECE のキャラクターの「泣き顔」は、他の漫画とは全く違ってた。

 

まず滝のように涙を流す。顔じゅう水びたしになるくらいとめどなくボロボロと流す。

あまつさえ「鼻水」さえ出す。

口を大きく開け、顔をくしゃくしゃに歪めて、

本当に心の底から「泣く」。

 

漫画で一番シリアスな読者を感動させたいシーンで、

かっこいい男性キャラクターや美人の女性キャラクターに「鼻水」を流させるなんて

普通はできないよ。

 

だが実際にそれをやられてみると、キャラクターが本気で心の底から泣いていることが

痛いほど伝わってきて、感動が2倍3倍にも増す。

何より、作者の本気が、絵に賭けてる魂が伝わってくる。

 

もちろん「泣き顔」だけじゃない。

「怒り」「喜び」「屈辱」「決意」

この作者の描く表情は、どれも本当に素晴らしい。

 

ここまで書いててふと思ったのが、「ブルック」というキャラクターについてだ。

彼は「ガイコツ」のキャラクターだ。

笑っても泣いても、何を喋っても、目玉もないし口角も上下しない、ただのドクロ。

なのに、めちゃくちゃ表情豊かだし、

彼が過去の屈辱を語り、決意を見せるシーンでは、

彼の心のうちに秘めた悲壮感と覚悟がビンビン伝わってくる。

 

この作者は、本当に「表情」による「心情描写」が上手いんだな…!

 

 

まとめ

まとめると、

伏線の張り方や回収の仕方など、見事な話運びの技術と、

滝のような涙と鼻水まで描く泣き顔をはじめとした、魂を込めた表情の描写を用いて、

主人公たちの壮絶な過去などの話の、強いメッセージ性を持つキャラクターの姿で、

めちゃくちゃ泣かせにくる漫画。

 

 

【この漫画を特にオススメしたい人種】

思いっきり泣いて心のデトックスをしたい人。

 

 

さいごに

「え?でも、ONE PIECE ってもう90巻もあるんでしょ?

 字が多くて絵もごちゃごちゃしてるし、今から全部はとても読めないよ…」

 

ご安心ください。

ONE PIECE が一番面白いのは1巻から11巻までですから。

とりあえずそこだけ読んどきゃ間違いない。

 

最初の方は、台詞も多くなく、絵もすっきりしていて、

すごく読みやすいしね。

 

特に9巻-11巻『アーロンパーク編』は漫画史に残る不動の傑作。

これだけ面白くて泣けてオチまで完璧に決まって起承転結が美しくまとまった話を、

たったの2巻半でまとめあげているのは天才という他ない。

特に9巻中盤の回想シーンから、9巻ラストの展開までは、本当に神掛かってる!

もう何度読んでもボロボロ泣く。涙でコマが見えなくなるぐらい泣く。

 

もうね、俺はアーロンパーク編が好きすぎて、

ONE PIECE が好きというよりもアーロンパーク編が好きなんじゃないかと思うほどに

好きな話だから、ぶっちゃけここだけ読んでもらえればそれで満足です。*2

 

12巻-23巻もそこそこ面白いので、11巻まで読んで気に入ったらそのまま読み進めてもいい。

何といっても大人気のチョッパーのエピソードと、

ONE PIECE を知らない人でも知っている "あの" 名場面はここに入っているので、

ONE PIECE の基礎知識を身に付けたかったらここまでは読んでおこう。

「好きな男の子の気を惹くために、ONE PIECE の話についていけるようになりたいの!」

という女子には、ここまでは最低必修科目だ。

 

24巻-33巻はいまいちだから、

キツかったら流し読みするか、飛ばしてどうぞ。

 

34巻-44巻は、長くて余計な部分もものすごく多いんだけど、

要所要所ではアーロンパーク編並の盛り上がりと感動を見せるから、

ここも普通にオススメ。

 

俺が自信をもっておすすめするのはここまでかな。

45巻以降は自己責任でどうぞ。

 

※あくまで全て俺個人の見解であり、24巻-33巻が一番好きだって人もいるし、45巻以降が本当の ONE PIECE だって人も当然います。あしからず。

 

 

~バティ漫画ランキング(少年時代編)第7位『ONE PIECE』~

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*1:回想シーンは、コマの外枠が全面黒く塗られたページで展開される。後半になると、単行本を上から眺めると、その巻に過去回想が収録されてるってわかるぐらい。黒いから。

*2:とはいっても、そこに至るまでの各キャラクターの関連性とかを知らなきゃいけないから、1巻から8巻までは読まなきゃいけないけど